三段論法

おはようございます。開発担当のYと申します。
まだまだ半人前ゆえ、日々勉強しながら業務に邁進しております。

ときに、三段論法という概念について、読者のあなたは意識したことはありますか?
三段論法とは、「AならばB」かつ「BならばC」ならば「AならばC」というやつですね。

例:「体が大きくなったら狭い路地を通れなくなる」かつ「狭い路地を通れなくなったら学校に遅刻する」ならば「体が大きくなったら学校に遅刻する」

上記の例では、
A:体が大きくなる
B:狭い路地を通れなくなる
C:学校に遅刻する
という構造になっています。

遅刻の理由としてこの例の内容を述べる場合、AとBとCの3点を述べることになるのですが、これらを述べる順番は6通りがあることに気が付きます。

{ABC, ACB, BAC, BCA, CAB, CBA}

これらを日本語に直すと下記のようになります。

ABC:体が大きくなった、ゆえに狭い路地を通れなくなった、ゆえに学校に遅刻した。
ACB:体が大きくなった、ゆえに学校に遅刻した、なぜならば狭い路地を通れなくなったからだ。
BAC:狭い路地を通れなくなった、なぜならば体が大きくなったからで、ゆえに学校に遅刻した。
BCA:狭い路地を通れなくなった、ゆえに学校に遅刻した、なぜならば体が大きくなったからだ。
CAB:学校に遅刻した、なぜならば体が大きくなったがゆえに狭い路地を通れなくなったからだ。
CBA:学校に遅刻した、なぜならば狭い路地を通れなくなったからで、なぜならば体が大きくなったからだ。

さて、細かい部分でもっと上手い言い回しはあるでしょうが、あなたならどれを選んで発言しますか?
個人的には、とりあえずCBAを選んでおけば無難な気がします。
もちろんTPOによって最適な言い回しは変わってくるでしょう。

しかし、とっさの状況で常に最適な言い回しを選べるかといわれたら、私には不可能です。
話が上手い人というのは、このあたりのセンスがいいんでしょうね。
また、推敲する時間があるならこのあたりを意識するのもよいのではないかと思います。

以上、述べたいことが三段論法の構造になっているときは言い回しが6通りあるね、という気づきでした。

それでは。