バードウォッチャーになった人間に何が起きるのか

フェアシステムの太田です。

突然ですがみなさん、野鳥ってどんなイメージをお持ちですか?
私は数年前にフクロウに惹かれたのがきっかけで、気づけば鳥の世界にハマっていました。
そんな中、最近「そういえば…」と気づいたことがあります。野鳥に出会ってから、日常の見え方や感じ方が明確に変わっていたのです。今回はそのお話です。

変化1: 鳥の声が「雑音」から「情報」に
以前までは、鳥の声なんてただの「背景音」ぐらいに思っていて、特に気にも留めていませんでした。でも今では、「あれはどの鳥だろう?」「どんな意味だろう?」とつい考えながら耳を傾けてしまいます。既に知っている声であれば、脳内で鳥の声と(鳥の見た目/名前)が自動的にマッピングされているようです。

そんな変化を後押ししたのが、『僕には鳥の言葉がわかる』という本でした。シジュウカラという鳥が、言葉を組み合わせて会話をしている様子が紹介されていて、知的好奇心をぐっと刺激されました。小学生から大人まで楽しめる内容で、個人的にとてもおすすめの一冊です。

変化2: 上を見るようになった
街を歩くときの見え方もガラッと変わりました。
たとえば電線や電柱。以前はただの“街の風景”でしたが、今ではつい目がいってしまいます。都市に暮らす野鳥にとっては欠かせない場所らしく、あの細い線や棒の上にいろんな鳥が止まっているのを見つけられるんです。
弊社オフィスがある上野駅周辺でも、特徴的な見た目の黒い鳥が空を横切っていくのが見えます(不忍池にいるカワウでしょうか?)。見かけたときは「お、今日も飛んでるな」とちょっと嬉しくなります。

鳥の視点を意識するようになったことで、街をより広い空間として見渡すようになった気がします。

まとめ
野鳥に興味を持ったことで、気づけば自分の感覚や視点が大きく変わっていました。
これはきっと業務にも通じることで、未知の技術を学んだり経験を積んだりする上でも、まずは「面白そう!」という気持ちが出発点になるのだと思います。
その興味が積み重なり、気づけばエンジニアとしての洞察力や視野の広がりにつながっていたーーそんな未来を楽しみにしています。