システムは水物

北山と申します。

弊社ではシステム引継ぎサービスを提供しております。
案件の多くはWEBシステムです。

引き継ぐ際に、本番環境しか無いシステムの場合は、本番環境とは別サーバーで開発環境を構築する場合があります。
構築してから時間が経っているシステムの場合にはそこで苦労することが多いです。
システムの基盤となるOSやライブラリ等が古い場合は、その基盤の入手が難しくなってきます。
セキュリティ対応、機能追加、性能向上などの対応のため、OSやライブラリ等は日々アップデートされ、古いものはサポートから外れ、入手できなくなります。
別サーバーでの構築をあきらめて、本番環境サーバーの一部を間借りして構築することが何度かありました。

この経験から、システムは意外に水物であると感じています。

愛用していたスマートフォンのアプリが、OSのアップデートで使えなくなってしまった経験はないでしょうか。
それに近いことがシステムでも起こります。

古いシステムを使い続けることはセキュリティ的に問題があるとはよく言われることですが、何かあった時の再構築が難しくなるということも大きな問題です。

定期的にOSやライブラリ等の更新をすることやシステムそのもののリプレースを行うことは、システムを健全に保つために必要なことだと実感しています。